実技・初級編


 お待たせ致しました。いよいよ実技に入ります。まずは、初級編として基本的なセオリーをしっかり把握していただきたいと思います。モナカの取っ手は針金タイプで説明を進めさせていただきます。あれは慣れればゲットの確率は案外高いのです。

道具を知る
 まずは、針金モナカの構造を把握してください。

針金モナカは、上図のような針金をモナカの横から差し、モナカの底を突き破って下に抜きます。底からちょっとだけ出た部分がモナカを支えているのです。ここの部分がはずれれば一巻の終わりです。モナカに抵抗をかけられないのがお分かりだと思います。


カメを乗せる場所
 基本中の基本として、モナカのどの部分でカメをすくうかから入りましょう。
道具は、針金にモナカを引っかけただけのものです。カメはけっこう体重がありますから、まともにモナカですくったのでは成功するはずがありません。カメは2本の針金部分に乗せるのです。

間違ってもモナカの部分にカメの体重をかけないで下さい。カメはモナカですくうのではありません。針金ですくうのだと覚えてください。


頭の方向からすくう
 カメは頭の方向からすくいます。頭から迎え入れるようにモナカを入れれば、たとえカメが方向転換しようとしてもその間にモナカ内に納めることができます。この時点でカメはたいがい手足頭を引っ込めていますから、楽に針金の上の部分にくるようにできます。

一番いけないのは、カメを追うことです。追う場合はたいてい後追いしますからモナカを前に突き出すように動かすことになります。こうするとモナカにもろに水の抵抗がかかって、はずれてしまいます。


最重要ポイント:水から上げる時のコツ
 当たり前ですが、一番難しいのがここです。カメは針金の上ですから、カメの体重によってモナカがはずれることはありません。水に濡れて重くなり、針金を差した穴が溶けてゆるくなったことでモナカ自体の重さ(重力)ではずれるのです。ではどうすればよいか?

 モナカを斜めにして中の水を出しつつ、円を描くようにモナカ自体をひっくり返していく動作。これを修得してほしいのです。ひっくり返した状態では、モナカは針金の上に被さっているので決してはずれることはありません。これは安全ポジションです。ひっくり返す途中でカメは当然下に落ちますから、それをお椀で受け取るような具合になります。この動きが上手にできるようになると、モナカが重力によってはずれる間を与えずに安全ポジションへ持っていき、結果として途中でカメがポロリとお椀の中に入るという一連の動作が形成されるはずです。ただし、これは頭で分かっても実技となるとなかなか難しいものです。しかし、知ると知らぬでは大きな違いです。たとえ失敗しても今までとは違った感触(惜しかった、次はできそうなど)が得られるはずです。
あとは経験と習熟のみ。がんばって下さい。