お金を払うまでの注意


 さあ、あなたは今までの知識から自分がトライするべき出店を確定できたとします。
あとはうまくすくうコツを会得して・・・とお思いでしょう。ところがもう少しだけご辛抱ください。ここからがプロとのかけひきになるのです。


・直前まで悟られるな(お金を渡すタイミング)

 カメすくいをやろうと決心しても店主に悟られないようにしましょう。店主の前で財布からお金を出すなどはもってのほかです。なぜなら、店主はあなたがカメすくいをやると見切るとすぐにモナカを用意するからです。モナカに取っ手が装着された瞬間からモナカは溶け始めるのです。特に、洗濯バサミならば、それは常に濡れたタオルを挟み込んでスタンバイしているのです。いたずらに時間が過ぎれば、モナカ本体はしっかりしていても洗濯バサミの取付部分のみが破れることになります。
 決心したなら店主に見られないように料金を準備し、手にでも握っていて、自分のポジション(すくい易い位置)を確保し、ターゲットのカメの目星をつけてからお金を払うようにしてみましょう。できたてホヤホヤのモナカを間髪いれずに使うようにしたいですね。


・下手と思わせろ

 相手もプロですから人を見ます。客が上手そうだと感じれば当然モナカに操作がなされます。壊れ易くするわけですが、方法は単純です。洗濯バサミはすでにハサミの部分が湿ってますから挟む深さ(面積)を調節する程度でしょうが、これはそう露骨に行われた記憶はありません。それよりも曲者は針金タイプです。彼らは、針金の先の差し具合を微妙に調整します。小さい子供やいかにも下手そうな客には深く差しても、上手そうな客には浅く差します。しかもそれは空中でははずれず、水中でモナカに圧力がかかるとはずれるのです。カメすくいにおいては、相手になめられた方がいいのです。
 2〜3人くらいでいるとすれば、
「やってみなよ」
「でもこういうの苦手なんだよ」
「いいからやろうよ」
「え〜、ダメだよ・・・じゃあダメもとでやってみるか」
くらいのお芝居があってもいいでしょう。当然お金は用意してからです。