その1:戦いはすでに始まっている!


 さて、カメすくいのコツを学ぼうと思ってこのページを見ているあなた。
モナカとお椀を手にしてから、どういう具合に水の抵抗を少なくして・・・などとは思っていないでしょうか? まずそれが大間違いなのです。

 ミドリガメはペットショップで買えば 通常500〜700円くらいします。原価が100〜200円としても、1回大人300円でホイホイすくわれたら利益なんかありません。相手はプロ、これで生活しているのですから甘くはありません。戦いはお金を払う前から始まっているのです。

 まずは、下調べです。縁日でカメすくいを見つけて、そこですぐやってしまってはいけません。まず、次の点を考慮してみてください。

1.他にカメすくいの出店はないか
2.店主はどんな奴か
3.形態はどうか
4.客の入りはどうか

以下、1〜4を説明していきます。


<1.他にカメすくいの出店はないか>

 これは説明するまでもありませんが、カメをゲットできる確率の高いところでやるのは当たり前です。主に2と3について比べてみてください。


<2.店主はどんな奴か>

 これは重要です。なぜなら、品のよろしくない方においては、ちゃんとすくったにも関わらず、いちゃもんをつけてカメをくれないケースがあるからです。
 ちなみに著者が子供の頃、1度すくった出店で再度すくったとき「指の第2間接まで水につけちゃダメだ」と言われてもらえなかったことがあります。また、金魚すくいでの経験ですが、出目金(原価が高い)ばかりをねらってすくっていたところ、「出目金ばっかりすくってダメだよ」と、小赤(よくいる小さい赤い金魚で原価が安い)と換えられたこともあります。
 店主を観察して、理不尽なことを言われなさそうな出店を選びましょう。男よりは女の店主がいいでしょうね。


<3.形態はどうか>

 まず値段。これは確認程度でいいでしょう。たいがいは他と同じ値段になってます。
次に、タイプです。モナカの取っ手はどちらか(予備知識参照)。1匹ゲットするのに何匹すくわなければならないか。その他何らかの規制事項があるのかどうか。
あと、水の深さもチェックしてください。通常は金魚すくいと同じ容器を使っていますが、まれにトタンの張ってある浅い容器を見ることがあります。浅いとすくいにくいです。


<4.客の入りはどうか>

 これは、カメすくいを実行する際のかけひきに関係します。客が少ないと空いていてすくい易いので良いように感じると思いますが、さにあらず。店主はあなたの一挙一動を見ます。後に紹介する裏ワザも出しにくくなるし、他に人がいないといちゃもんをつけられる可能性も高くなります。
 著者が思うには、ある程度の人がいて、それでいて実際にすくっている人は2〜3人程度(見物人含めて5〜6人はいるでしょう)。つまり、人の目がありつつも自分がカメをいい状態でねらう余裕があり、自分一人に店主の目が集中しない状況がベストなわけです。このような理想的な状況になるまで控えていましょう。